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呉ってどんなところ?

呉湾の海岸線沿いには大型クレーンや造船所、雰囲気のある赤煉瓦建築が立ち並んでいます。市街地の坂道をあがった高台からは、呉の歴史が感じられる風景が広がっています。その風景が見られる背景には、明治時代、呉に鎮守府(軍港の防備を司る高等司令部)が置かれたことが大きく関係しています。小さな港町から海軍の町へ急激に発展していった呉の町を、残された歴史や文化の痕跡を辿りながら電動自転車(E-bike)で走ってみよう。

cycling map
ルート1
呉はどうできた?まちに残された歴史や文化の痕跡を巡る呉湾サイクリング
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当時の海軍工場は、今も造船所や工場として使われています。それらが立ち並んでいる海岸線を走ると、造られている巨大な船や巨大なクレーンを眺めます。明治以降の約150年の躍動した近代史が凝縮され、過去から現在へ時代の変遷を、海風とともに肌で感じながらサイクリングしてみよう。

route2

昭和初期、広島で生まれ育った「すず」さんが海軍の町「呉」へ嫁ぎ、新しい家族と町に少しずつ溶け込んでいく様子を描いた「この世界の片隅に」。作品に登場する建物やすずさんが暮らした北條家のモデルとなった場所「すずさん家(がた)」もルートに入っています。すずさんになった気分で巡ってみよう。

route3

平らな市街地から出発し、山の斜面に建てられた家々やレンガ塀が見ながら、くねくねした坂道を上がりきると呉湾を間近にみおろせる絶景スポットが待っています。耳を澄ませると鳥や風の声が聞こえ、気がつけば無心の境地に達しているでしょう。両城山(りょうじょうやま)にある「観音寺」まで行ってみよう。パワースポットがあることでも知られています。

spot

昭和レトロな雰囲気が残る商店街で、呉でしか味わえないグルメを食べ歩きしてみよう。昭和時代のノスタルジックな喫茶店、ラーメンでなく「中華そば」・夏も冬も食べる「呉冷麺」・「呉おでん」と「牛すじ」など、呉を訪れたら食べておきたい名物が沢山あります。他には、サクサクした衣が特徴の「フライケーキ」や「びっくり饅頭」といったスイーツも。お茶屋さんでひと休みしながら、自分のお気に入りのお店を見つけてみよう。